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マイホーム購入・資産管理・相続準備にともなうアドバイス

マイホーム購入・資産管理・相続準備にともなうアドバイス

住まい(マイホーム)を購入する人へのアドバイス

資産形成の転換点

住まい(マイホーム)の購入となると、素敵なわが家、インテリアのコーディネート、リビングでの家族団らん、新しくペットを飼う、趣味の空間…そのような新しい生活に思いを馳せらせることでしょう。しかし住まいの購入とは、不動産(資産)を取得すると同時に、住宅ローン(負債=マイナスの資産)を背負う行為であり、資産形成としての側面があります。多くの人にとって、人生の中で一番大きな買い物にもなります。

今回のマイホームの購入を将来後悔しないためにも、マイホーム取得に向けて夢や希望を膨らませると同時に、資産形成の転換点であると認識して、冷静な視点も持ってください。購入する物件にどれだけの資産価値があるのか。その物件の購入にはどのようなデメリットがあるのか。子どもが育って教育費の負担が大きくなっても住宅ローンを払い続けることができるのか、といったことを考えてください。

生活の見直し

住まいを購入すれば、当然住む場所が変わり、環境が変わります。住宅ローンの支払いを具体的にシミュレーションして安全性を確認するためには、収入や生活費を正確に把握する必要があります。

返済が難しそうであれば、スマホ代や外食の見直し、自動車の買い替えの時期を遅らせる(長く乗る)、無駄な保険に入っていないか見直す、専業主婦だった奥様が働きに出る、趣味の支出を抑える…といった検討をすることになります。また、子どもに受けさせる教育(中学・高校・大学を公立にするか私立にするか)によっても必要なお金は大きく変わってきます。住まいの購入を通して、それまでの生活スタイルやお金の使い方、将来の家族の希望についてご夫婦やご家族で話し合う機会を、ぜひ持つようにしてください。

初期にすること

なんとなく家が欲しい…と思った段階、また住まい探しをする最初のほうの段階で、「希望条件の整理」と「物件を見る目を養うこと」、そして「予算の把握」をするようにしましょう。

●希望条件の整理と物件を見る目を養う
いろいろと希望条件がある方もいれば、希望条件がはっきりとしていない方もいます。どちらの方にもおすすめな方法があります。気になった物件の資料を取り寄せてみて、ダメだと思った物件の資料と、良いかもと思った物件の資料を分け、捨てずに溜めてみてください。ある程度溜まった資料を見返してみると、何が気になったのか、何を良いと思ったのか、何をダメだと思ったのか、うまく言葉にできていなかった自分の希望条件が見えてくることがあります。
さらに気になった物件を実際に見に行くことで、不動産を見る目が養われます。少し周辺を歩いてみると、その街が自分に合うのか合わないのか、肌で感じることもあります。

●予算を把握する
すべて手持ちの現金で支払って購入するのであれば予算はわかりやすいですが、多くの方は住宅ローンを利用することになります。何千万円かのお金を借り、35年で返済するような借入です。正確に予測はできなくても現時点で予測できる範囲で、今後の生活で起きることと必要になるお金を把握して、購入金額を決定する。そうすることで、将来の破綻の可能性を下げることができます。

金融機関から借りられる金額と、実際に返済できる金額は違います。また、人生の中で稼げるお金・使えるお金に制限があるということは、住まいの購入でお金を使った分だけ、それ以外(食事・服・旅行・自動車・趣味・子どもの教育・自分の老後など)に使えるお金が減ることになります。それらを考えた上で、どれだけのお金を住まいの購入に使うのかを決めてください。

なお忘れてはならないのは、自宅を持つと、その建物のメンテナンスと、固定資産税・都市計画税も負担することになります。住宅ローン以外にこれらの支払いも考慮する必要があるので覚えておきましょう。

資産管理・相続準備のアドバイス

続税対策としてのアパート建築

昨今、相続税対策の名目でアパートを建てる人が後を絶ちません。しかし実際のところ、相続税がいくらかかり、アパートを建てることでいくら相続税が節税できたのか、正確にわかっている人は意外に少ないです。そもそもアパートの収支計画自体がアパート業者に都合の良いように作られており、少し考えれば実際には成り立たないものが多いです。

病気に例えるなら、詳細な検査(資産の分析)をしていない状態で、効果とリスクの正確な説明を受けずに外科手術(アパート建築)をしてしまっている状態に近いです。後日、その手術が余分だったとわかっても、もう手遅れですよね。

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