資産管理・相続
不動産の有効活用についてお悩みの方に保険を提案
不動産の有効活用についてご相談いただきましたが、お客様が抱えている課題や資産の状況、お考えからすると、不動産を活用するよりも保険を利用した方がいいと判断。そのようにご提案し、お客様に喜んでいただくことができました。安全・確実に、相続税の節税および所得税・住民税の節税を実現させました。
CASE STUDY 実際の事例
いくつかの貸店舗を持っているお客様です。相続税の負担が大きいと予想され、借入をして新たに不動産(中古マンションか一戸建て)を取得するか、既存の建物を建て替えるかして、相続税を節税しながら収益性を向上させたいというご意向でした。
SOLUTION 当社による解決
まずはお持ちの資産内容を確認し、相続税がどの程度かかりそうか、貸店舗の収支の状況などを検討しました。また、新規物件を購入した場合の収支とキャッシュフローのシミュレーションを行い、借入の返済や金利、税金がどのように影響するかについてもお客様にご理解いただけるまで説明しました。その結果、お客様が思っていたような収益が上げられそうになかったことから、借入は利用しないことにしました。
資産内容を確認して何度かお話をさせていただく中で、生命保険の非課税枠がまったく使われていなかったことと、死亡退職金の非課税枠に利用の余地があることが判明。そちらについてご提案し、採用していただきました。生命保険や死亡退職金の利用も当社で扱っている商品ではなく、紹介料なども入ってきませんが、お客様の状況とご希望には適していたため提案をした次第です(コンサルタント料はいただいています)。相談先によっては、借入をしての新規物件の取得や建て替えに突き進んでしまったであろう案件でした。
POINT 気をつけたいポイント
- 資産全体を見ること。個別の不動産を見た場合と、資産全体の中でその不動産を見た場合とでは、選ぶべき選択肢が変わってくることがあります。
- 支払うことになる相続税額を把握すること。資産内容を正確に知らなかったり、相続税の試算をしたことがなかったりするお客様は多いです。相続税がどれだけかかるかもわからずに相続税対策をするというのは、人間の病気に例えると、検査も受けずにいきなり開腹手術をして、健康になりました、と言っているようなものです。まずは資産の内容と相続税額を、ご自身で正確に把握してください。
- アパートの建設業者が持ってくる収支やキャッシュフローのシミュレーションを鵜呑みにせず、ご自身で作成してみるか、それが難しければ他の専門家のアドバイスを聞くこと。業者にとって都合のいい資料を見て意思決定しないようにしてください。
- 相続税対策にはさまざまな方法があることを知ってください。相続税対策というと、借金をしてのアパート建設や不動産購入が定番のようになっています。確かに借金によるアパート建設ほど、相続税の節税効果が大きい方法は他にはなかなかありません。しかし効果がある一方で、リスクや問題も大きいです。そんなリスクを冒してまで節税が必要なほどの状態か、一度、考えてみてください。